12月に入り「SLはこだてクリスマスファンタジー号」が運行を開始、12月23日までの土日祝と24、25日、函館~大沼公園の間を2往復します。写真は今日(1日)午前の大沼公園行きのSL、雪景色と農業用ハウスとSLの組み合せは「観光と農業の町」を謳う七飯ならではの光景です。ハウスの中はシクラメン、ポインセチア、あるいはカーネーション?
そして、函館では今年で16回目を迎える「はこだてクリスマスファンタジー」が幕を開け、夕方17時30分からのオープニングセレモニーでは、イルミネーションに彩られた海に浮かぶ巨大ツリーに灯りが点ります。ツリーは函館市の姉妹都市、カナダ・ハリファックス市よりプレゼントされた高さが約20mもある「幸せを呼ぶもみの木」。 一気にクリスマス気分が盛り上がる、師走入りの今日でした。
Kumasan_hokkaidou のすべての投稿
色彩のない季節
初雪
冬仕度
今シーズン一番の冷え込みとなった今朝の最低気温は-1.0℃(初めての氷点下を記録)。「三日見ぬ間の紅葉かな」で紅葉は最終盤、山裾まで木々は葉を落として、早や冬枯れの様相を呈しています。我が家でもこの1週間、庭木の雪囲い(と言っても数本の低木、横に広がる枝を紐で束ねただけ)、冬タイヤへの交換(自力で、所要時間は1時間半)、庭の柿の収穫等々、冬支度はほぼ一段落です。収穫した柿は先発組の干し柿の竿に仲間入り、漬物用の大根と一緒に日光浴を楽しんでいます(↓)。庭のアロニアの実は手作りのジャムになって朝の食卓のよき友、野鳥のために採り残した実は数房が残るのみで、葉っぱは「最後の一葉」に向けて秒読みに突入です。当地方の予報のお天気パネルにも、ついに11日の予報から「雪だるま」が今季初登場、平地でも積る雪になるかも知れないという予想です。冬はすぐそこまで!
里の秋
山の上から始まった紅葉は麓まで到達、今年の秋も我が家では干し柿が物干し竿を占拠状態。柿ははるばる津軽海峡を越えて新潟の実家から届いたもの、7回目の秋を迎えて初めて実をつけた北海道育ちの我が家の庭の柿は、収穫までもう少しかかりそう。
北海道で街路樹として植えられることの多いナナカマド、七飯でもナナカマドの街路樹が其処かしこに、今年は例年になくナナカマドの実つきがよくて大豊作。ナナカマドと言えば亜高山帯に生育、地面を這うような樹形のイメージ(例えば北アルプスの涸沢カール)が強い樹木だが、街路樹のナナカマドは天に向かってすらりと伸び、背筋ピーンの高木が多い。赤熟した実はツグミなど渡り鳥たちの貴重な食糧で、渡っていったあと樹木が丸裸状態なんてことも珍しくない。
そして近郊の畑では、紅葉を背景にして今の時期としては、珍しいお花畑が其処かしこに出現、根菜類の害虫駆除のために植えられているマリーゴールドのお花畑で、間もなく訪れる色の無い季節を前に、ちょっぴり彩り鮮やか! ♪ 静かな、静かな里の秋・・・♪。
深まる秋
駒ケ岳に初冠雪
この秋、最低となる+3.2℃まで冷え込んだ今朝、抜けるような青空が広がり、まさに絵に描いたような台風一過の秋晴れ! 台風が引き込んだ寒気の影響で、昨日は道東を中心に平地でも季節はずれの降雪があり、20~30cmの積雪を観測したところも。道南(当地方)では終日冷たい雨が降り続き、我が家では昨年より15日も早く「ストーブ点火初日」を記録。そして、果物の産地、七飯ではちょうどリンゴが収穫時期を迎えたところ、幸い落果に直結するような暴風は吹かず、果樹農家では胸をなで下ろしているに違いありません。そして昨日の雨、標高の高いところでは雪となり、駒ケ岳では標高900㍍付近から山頂にかけてうっすらと雪化粧。暑かった夏の影響もあってか、いつもの年より遅れ気味の今年の紅葉、山麓・湖畔の紅葉が色づく前に、一足早く雪化粧してしまいました。これも台風26号のなせる業ですね。
旧函館市電1006号
ここは函館空港近く、津軽海峡を望む高台にある地元の牛乳メーカーの工場に併設されているショップ「あいす118」。ショップでは牛乳・ソフトクリーム等の販売のほか牧場体験などもでき、そのショップの敷地内、牧場に隣接して何と路面電車が! 電車のプロフィールを解説ボードより要約すると、昭和30年製作、東京都電として活躍、昭和45年9両の仲間と共に函館市電へ、最後の1両として平成22年3月に引退、平成25年4月に展示車両としてこの地に、と記されている。当時の都電色(オレンジ色に赤い帯)でカラーリング、昭和39年の東京オリンピックの歓声も聴いたであろう1006号は、海峡を隔てて故郷・東京の方向、はるか南を眺望するこの地で、乳牛の鳴き声や訪れる子供たちの歓声に包まれながら、悠久の時を刻んでいる。路面電車へのこだわりは、昭和39年、東京で下宿生活をおくっていた時、下宿の最寄り駅が路面電車の電停で、オレンジ色に赤い帯の都電を日常の足として使っていたことによる郷愁かな・・・。
一夜明けたら秋晴れ
今朝、目覚めたら、文字通り台風一過の秋晴れ! 昨日、一昨日と雨に降り込められ何日ぶりかのお日さまなのに素直に喜べない・・・。道南では台風の直撃こそなかったものの前線の影響で昨日はほぼ終日雨(雨量は40~50mm)。実はその雨の中、駒ケ岳を取り囲む地元3町(七飯、鹿部、森)などが作る実行委員会が主催した大沼を起点・終点に駒ケ岳を一周するサイクリングのイベントに参加しました。地元食材を味わいながら地域交流をうたったイベントで、道内はもとより遠くは九州からのサイクリストも含めて参加者は235人。コース途中の鹿部町の休憩ポイントでは鹿部汁、タラコの食材に間欠泉を見学しながらの足湯も、森町の休憩ポイントでは名物のイカめし、帆立貝焼き、トマトそし七飯町のゴールポイントではカップアイス、牛乳、カレースープ等など地元食材を満喫。駒ケ岳を一周するコースなのにこの日は雨のため一度もその姿を見せてはくれませんでした(一日ずれて今日なら・・・)。65kmを岡ちゃんは5時間ジャスト(うち1時間は休憩)で完走ゴール、ゴールでは美人スタッフと記念写真のおまけ付きでした(写真は加工処理、どうかご容赦を)。
霧の大沼
9月13日、朝の7時少し過ぎ、国道5号線の大沼トンネルを抜けると、突然、視界は真っ白、いつも真っ先に視界に飛び込んでくる駒ケ岳はもちろん、眼下に広がっているはずの小沼の湖面も見えず、前を走る車の尾灯がかろうじて確認できるだけという濃い霧に包まれました。でも空を見上げれば時折、太陽が透けて見えるので霧は地表付近だけということも分りました。この秋二番目、13℃近くまで冷え込んだ朝、大気と湖水の温度差が大きくなったことによって水面から蒸発した多量の水蒸気が冷されてできた霧、蒸気霧または蒸発霧といわれている霧です。湖水に加えて盆地のように3方を山に囲まれている大沼の地形も霧の発生に影響していることは多分、間違いありません。これからの季節、風が弱く、良く晴れて、冷え込んだ早朝に見ることができる、大沼の秋の風物詩の一つです。
カントリーサイン
カントリーサインとは都道府県、市町村の境界を示す標識で、道路のランドマークの一つとして国道や主要道路に設置されているものです。全国共通のデザインで全国の全市町村のサインがあるかと思いきや・・・、北海道はとびっきりの例外で、全国的には行政地域名+県章や市章といったシンプルなカントリーサインが標準みたいです(しかも全市町村が網羅されているわけではない)。北海道はと言うと、絵柄は別にして共通のデザインでサイズは縦長、下端に市町村名、その市町村名の上に、それぞれ地域の名物、名所、特産品等がカラフルにシンボライズされています。
そして最大の特徴は北海道では全市町村(179)のカントリーサインがあり、「あっ」と驚くような楽しいカントリーサインのオンパレードという事です。これらカントリーサイン、北海道のドライブの楽しさを倍加させてくれること、間違いなし!です。 因みに我が七飯町は駒ケ岳を背景に大沼で羽を休める白鳥(↓)、札幌市は時計台、函館市はハリストス正教会。
残 暑
全国的な猛暑をよそに、函館では真夏日ゼロのまま立秋が過ぎ、このまま秋に突入か・・と思いきや(甘かった)、12日に今年初の真夏日を観測してから断続的に暑さが続き、今日までの真夏日の日数はほぼ平年並みの3日に。最低気温も18日に観測史上第一位の高温24.9℃を記録。函館では熱帯夜にわずかに届かず、でも道内では3日連続(15~17日)してどこかで熱帯夜となって、北海道にはあるまじき新記録を樹立。そして道南では18日、わずか一日で8月一ヶ月の平年の雨量を超えたところがでる程の豪雨に見舞われ、農業や交通機関に大きな被害・影響が出る等、「酷暑、荒天猛威、記録ずくめ」の8月に! そんな異常天候の影響でしょうか、我が家近くの木立からはこの辺ではほとんど耳にすることがないミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきたり、我が家の庭でアブラゼミやエゾゼミが初見されるなど(当地で8回目の夏を迎えるが初めて)、蝉の世界にも異変が! でも、夜になれば草叢ですだく虫の声に、季節の歩みは一歩そしてまた一歩、秋へ・・・を実感できる今日、この頃です。
函館の夏、熱く燃える!
北国の短い夏が、まつりで熱く燃えている! 開港154周年記念と銘打った函館港まつりが8月1~5日の日程で今、開催中。2日の市民パレード「ワッショイ函館」では、路面電車通りの十字街~函館駅前~松風町の1.5㌔が5時間(16時30分~21時30分)にわたり、パレードの参加者およそ1万人で埋め尽くされた。パレードは「函館港おどり」、「子供いか踊り&サマーカーニバル&青森ねぶた」、「函館いか踊り」の3部構成で、今年の見どころの一つが青函ツインシティ提携の青森市から隔年で参加している「青森ねぶた」。また、神戸・横浜など日本開港5都市でつくる協議会各市の観光親善大使(ミス=Miss△△等)や、青森・みなみ北海道ご当地キャラクター(の着ぐるみ)も参加してパレードの盛り上げに一役。「箱館VS青森」の視点から、まつりの盛り上がりをご覧あれ! このまつりが終れば、暦どおり北の国の秋はすぐそこまで・・・。
北の無人駅
ここはJR銚子口駅(大沼をその形から銚子に見立てて、その口に当たることから付けられた地名から)、函館本線の砂原支線(駒ケ岳の東麓を海沿いに大きく迂回して大沼―森を結ぶ枝線)にある駅の一つで、大沼湖畔のキャンプ場から500m程の距離にある無人駅。駅のホームからは駒ケ岳の尖峰が至近の距離で、見上げる高さに望むことができる。狭いながらも清潔感溢れる待合室には地元、東大沼小学校の全校児童(といっても8名)の絵が展示されていたり、訪問者用として備え付けの自由ノートには、遠来の訪問者のこの駅に対する想いなど、「北の旅情」を綴った書き込みがいっぱい。函館―札幌を結ぶ特急列車は全て駒ケ岳西麓の本線の方をショートカット、砂原支線を走る列車は朝夕が中心の普通列車と一部の貨物列車のみ。7月20日の昼下がり、2時間ねばって旅客列車1本(1両編成のディーゼル車)と貨物列車が2本、そしてこの日のお目当ては今季の運行を開始したばかりの「SL函館大沼号」、黒煙を吐きながら轟音をあげてSLが通り過ぎた後に残されたものは、煤の臭いと森の梢を揺らす風の音と山鳩の鳴き声(デデッポッポー)だけ。北の無人駅のワンカットでした。
ツタンカーメンからのお豆さん(8)
鞘に皺は出てきたけどなかなか紫色は抜けないし・・・、でも外からもはっきり分るほどの豆の膨らみに、「取り敢えず穫ってみよう!」ということで、種まきから87日目にあたる昨日(14日)、一部を収穫。おそるおそる指で鞘を押し開いて中を覗くと・・・、ありました可愛い豆の列が、一目でこれなら大丈夫と確信! 早速、わが家初の「ツタンカーメンの豆ご飯」がこの日の夕飯の食卓を飾ることに、色合い(淡い桜色)も最高、そしてとても美味でした! 春播きでしかも5月の不順な天候、6月の異常な暑さと乾燥・・等など過酷な北海道の気象条件を乗り越えて、無事、実を生らせたツタンカーメンのお豆さんのバイタリティに敬服!(このシリーズ終り)
ラベンダーの夏
本州方面の猛暑が連日、テレビ・新聞で報道されていますが、北海道だけは別・・・という旨い話は無かったみたいです。北海道の7月上旬の平均気温は平年と比べ3.9℃も高く、1961年の統計開始以来の最高を記録したとありました(12日道新朝刊)。同じ道内でも道央・道北の内陸部やオホーツク海側の暑さが目立っていました(オホーツク海側では平年差が何と+5.2℃!)。道南の太平洋側に位置する函館も例年になく暑いのですが、今年の最高気温は今日(12日)現在、7月8日に記録した28.7℃どまり、やはり函館にとって30℃のハードルは高いみたいですね。 そして我が家の庭では、北の大地に本格的な夏の訪れを告げるラベンダーが花を開きました。
ツタンカーメンからのお豆さん(7)
通販で購入した柿の苗木を庭に植えてから7年目、今年ようやく本格的に花を付けました。実は昨年もたった一つだけ花を付けたのですが、早い時期に落ちてしまい結局、収穫には結びつきませんでした。よく「桃栗三年柿八年」と言いますが、8年はともかくとして、これって単なる諺ではなかったんですね。この花たちが、秋の収穫に結びつくことを今から大いに期待!
ちょっと投稿をサボっていたら、“ツタンカーメンのお豆さん”、播種から77日目、こんな(↓)になりました。蔓丈は私の身長を遥かに越える2メートル超、露地組とポット組の区別がつかない程の露地組の伸長ぶりです。1株に付いている豆の鞘数、ざっと数えて30個はありそう、一方、花の数はここに来て急減、そろそろ花も終りなのでしょうか? あとは収穫のタイミングを待つばかりです(インターネットによると、鞘の紫色が抜けて鞘の表面に皺が出てきたら適期とあり)。(続く)
函館市電が開業100周年!
函館は全国的にみても数が少ない路面電車が走っている都市の一つ。市電の愛称で親しまれている函館の路面電車が6月29日、開業100周年を迎え、様々な記念行事が催されました。その一つが箱館ハイカラ號を花で飾った復刻「大正時代の花電車」の運行です。ハイカラ號の元になった車両は大正7年に千葉の成田電気軌道株式会社から購入、客車、ササラ電車(除雪車)としての履歴を経て平成4年に明治時代の客車に復元され、翌5年から箱館ハイカラ號の愛称で再び函館の街を走り始めたと解説にありました。信鈴(運転士と車掌との合図に使う、紐を引くとチンチンと鳴る)、車内は木製の窓枠、籐製の吊革、旧制服姿の車掌さんの車内改札等など、レトロな雰囲気がいっぱいの何故か懐かしく・楽しい電車です。花飾りは記念行事期間限定ですが、普段は他の一般の電車に混じって10月いっぱい、週に5日、函館市内湯の川~谷地頭(および函館どつく前)を4往復しています。もちろんハイカラ號だからという特別料金もなし、普通運賃でOKです。たまたま、電停で待っていたらハイカラ號がやって来た・・・。そう、貴方はとてもラッキーです!
ツタンカーメンからのお豆さん(6)
5年に一度の北海道フラワーソンについては昨年、このブログでも紹介しましたが、昨年、大沼がラムサール湿地に登録されたのを機に、大沼湖畔に限定した初の「大沼フラワーソン2013」が6月15、16日に実施され、私も15日の調査に参加しました。当日の天気は雨のち晴れ、湖畔の7つのポイントをおよそ6時間かけて回り、35種類の野の花を確認しました。蒸し暑く低い雲が垂れ込める雨の中をスタート、でもゴール・ポイントに着く頃には嘘のように晴れ上がり、駒ケ岳の凛々しい姿が湖面に映し出されていました。
ところで種まきから2ヶ月経過の“ツタンカーメンのお豆さん”、初めから露地の“その他大勢組”、花をつけるのは時間の問題と予想したとおり2日前の朝に最初の花を発見、そして今朝は対になった花が1株に2~3段、さらに株の根元に近い方の茎には花芽の予備軍が続々・・といった状況です。豆の鞘になるのも近い?・・・。(続く)
ツタンカーメンからのお豆さん(5)
4月並みの涼しさから一気に8月並みの暑さへ。不順な天候続きだった5月の北海道、6月に入ってからは一転高温傾向が続き、道北の内陸部を中心に本州並みの暑さに見舞われる等、「熱中症搬送ハイペース 道内56人 気温上昇適応できず」(13日道新朝刊)などなど、暑さに関するニュースが誌面を賑わしています。
ところで種まきから8週経過、“ツタンカーメンのお豆さん”はと言うと、初め室内育ちだった方の一本が待望の花をつけました!! 丈は1m30cmほどに生長、今朝、花芽は葉っぱに紛れてよく見ないと見落としてしまうような蕾だったのですが、午後にはご覧(↓)のとおり、ワインレッドの華麗な花びらを見せてくれました。一方、初めから露地で育った“その他大勢組”は、丈はまだ1m程、でもこの暑さが続けば花をつけるのも時間の問題のようですね(お世話係を一手に引き受けている妻、毎朝の水遣りが大変)。(続く)
夏は来ぬ
つい、この間まで日中でも「ストーブが欲しいよね」等と言っていたのに、ここ数日来の暖かさで季節が一気に進み、郊外の田圃では不順な天候の影響で遅れていた田植えも漸く始まり、昼はホトトギスならぬカッコーの鳴き声が姦しく、夜はカエルの大合唱、将に「♪ 夏は来ぬ ♪」です。そして山菜シーズンもたけなわ、タケノコ(根曲竹)が旬を迎えました。車で20~30分、道脇のスペースに駐車、そこから徒歩10~15分圏内で収穫可という地の利です。ちょっとユニークなタケノコの食べ方を紹介、トースターにアルミホイルを敷き、その上にタケノコを皮付きのまま並べて5分ほど加熱、皮をむいてマヨネーズでどうぞ(ビールのつまみにも最適)!
リラ冷え
昨日(25日)、所用のため日帰りで札幌へ。札幌はちょうど大通り公園を中心に毎年恒例の「さっぽろライラックまつり」の最中。22日から始まったまつり、この日は土曜日、翌日曜日が最終日とあって、クライマックスのはず・・・・、でもライラックは何処、何処? 札幌の「市の木」でもあるライラックは英名、リラは仏名、例年だと5月の下旬ごろ花が見頃を迎え、そこでこの時期の寒さを「リラ冷え」(←美しい言葉ですね、札幌のある俳人が俳句で使ったのが始まりらしい・・)。大通り公園はモクレンやサクラ、花壇のチューリップがちょうど見頃、ライラックはつぼみでも週末とあって人出は満開、さながら「サクラまつり」の様相を呈していました。 ・・・「リラ冷えの街」はその花がまだ咲いていない。・・・は25日道新夕刊「土曜直曲」の中の一節。
ツタンカーメンからのお豆さん(4)
新緑から深緑へ、北海道が1年で一番、輝く季節を迎えようとしています。周りの木立からはカッコーの声、家々の柴垣に沿ってシバザクラのピンクのジュータン、そしてマイ庭先のオンコの根元ではヒトリシズカが今年も可愛い花を付けました。この花を見て、あの「静御前」より先に「しずかちゃん」を連想するのはその昔、子育て真最中の頃、子供と一緒に見ていたTVアニメ「ドラえもん」のせいでしょうか。
ところで種まきから5週経過、“ツタンカーメンのお豆さん”はと言うと、初め室内育ちだった方の一本は順調に生長して一昨日、風除けも取れました。一方、最初から露地の「その他大勢組」は、蔓も少し伸びてようやくお豆さんらしくなってきた今日、蔓を絡ませる支柱とネットを設置して準備万端整い、「さぁ、いよいよ、です・・・」。(続く)
北の国から 2013 春(パート3)
昨年は開花した日(5月2日)に満開という観測史上初の記録で話題をふりまいた旭川のサクラ、今年は平年より13日も遅れて18日に開花、旭川の観測史上(1953年~)、「最も遅い開花」という話題を提供してくれました。全国的には春と呼ぶにはもう違和感を覚える時期ですが・・・。北海道ではこの春、天候不順(降雪・低温・日照不足など)とそれに伴う季節の遅れ(サクラ開花や農作業の遅れなど)が、テレビニュースや新聞紙面を賑わしていました。5月も半ばを過ぎた17日、道南(北斗)でも初めて最高気温が20℃を超えるなど、ようやく寒い春から解放されました。この季節特有の強い日差しが戻り、「春紅葉」がなお一層艶やかさを増してきました。大沼湖畔ではエゾヤマザクラが見頃、その花に誘われたのかな? 大沼周遊道路のアスファルトの歩道を、キタキツネがのんびりとウオーキングを楽しんでいました(18日)。
北の国から 2013 春(パート2)
北海道には紅葉の時期が、秋と、新緑がもえぎ色に輝く春の2度訪れると言われています。「春紅葉(はるもみじ)」は北海道限定では有りませんが、特に北海道ではちょうど新緑が始まるこの時期、太陽の光が強いことが春紅葉の鮮やかを一層引き立てる(葉の中に強い光を遮る赤い色素ができるのがそのメカニズムと解説)というの北海道の春紅葉の特徴のようです。道央のある温泉地では今春から「春紅葉巡り」の無料バスを運行とのニュースも。道南では今、春紅葉が始まったところ、でもGWから続く低温と日照不足で、ちょっとくすんだ趣の春紅葉です。そして大沼の周遊道路では今、キタコブシが零れてしまいそうなほど沢山の花をつけて満開、林床にはシラネアオイ、ミヤマエンレイソウがひっそりと花開いています。
ツタンカーメンからのお豆さん(3)
今日、隣家の庭の「マイ標本木」の梅、昨年より9日も遅く開花宣言です(辺りのエゾヤマザクラは満開に近い状況なのに・・・)。そして、お向いの家の庭木にオオルリという夏鳥(バードウオッチャー憧れの青い鳥で、コマドリ、ウグイスとともに日本三鳴鳥といわれる美声の鳥)を発見!サクラ前線を追いかけるように、ようやく北海道に渡って来たようです( Welcome, Yokoso ! )。
ところで「ツタンカーメンのお豆さん」、種を播いてから24日目、双葉が短い間隔で螺旋状に数段(3段かな?)、重なり合うようなユニークな芽出し(↓左)、21粒播いて発芽率100%の好成績です。一方、室内のポットから露地に移植して8日目になる1本(↓右)、40cmの風除けをもう少しで抜け出す丈にまで生長しました。(続く)
花ハ紅ナリ、松前ノ春
北海道の最南端に位置し、最北の城下町・サクラの名所として知られる松前、今年も道内で最も早く5月6日にサクラの開花宣言。開花から4日、週末はまた雨の予報に昨日(10日)、片道100kmの道程を勇躍、お花見に出かけたのですが・・・、ソメイヨシノは2~3分咲きで足踏み状態、遅咲きのサクラは未だ固い蕾でした(想定外の展開)。松前のサクラの特徴は250種類1万本と云われるスケールの大きさ、そしてポイントは(私見ですが)、①北海道ではここだけという城(天守閣←再建)を背景にお花見ができること、②津軽海峡を見下ろす松前公園の高台ゾーンからの、これぞ将に“一目、万本”の眺めです。そしてご当地グルメのイチオシが”松前マグロ三色丼”、お花見に限らずご来訪の折りには是非ご賞味あれ!
北の国から 2013 春
ツタンカーメンからのお豆さん(2)
“GW底冷え”(1日)、“サクラ足踏みGW厳しく”(2日)、“GW ☀ 恋しい”(4日)・・・、こんな見出しが新聞誌面に躍っていました。5月というのに道内各地からは(さすが道南は除かれますが・・)、降雪・積雪のニュースが続々、本当に冷え冷え・・・、という訳で“ツタンカーメンのお豆さん”のその後は、というと、①屋内のポット苗は播種後17日経った今日現在、30cm程の丈に生長、ちゃんとした支えが必要な時期と考え、露地に移植。でも写真のように支柱に加えて風除け・寒さ対策は万全に。 ②最初から露地に播かれた(4/18)お豆さん、芽が膨らんで割れて、幼ない葉っぱがようやく顔を出したところ、その健気な姿に拍手・拍手!(続く)
GW、花便り
ゴールデンウィーク(GW)前半明けの今日、律儀にも雨・・・、冷たい雨で道内では平地で積雪が予想されている地方も・・・。好天に恵まれた昨日(29日)、リュックサックにカメラ・おにぎりを詰め、大沼へ花ツアー・サイクリングに。最初の被写体は花ならぬ大沼三湖の一つ、小沼の湖岸を走るSL函館大沼号の雄姿。ミズバショウの見頃は少し過ぎてしまったみたいでしたが、湖岸の林縁にはエゾエンゴサク、キクザキイチゲ(特に白と薄紫色の花のツーショット)等そして小川の畔にはネコヤナギ等、春の花たちが今、全開! 大沼の帰り道、北斗の匠の森のカタクリ群生地に寄り道して、春の妖精たちの可憐な姿をフォーカス(GWに間に合わせてくれました)。日射しには恵まれたとは言え、その前の日(28日)道東に40㎝を超える積雪をもたらした寒気の名残で風は冷たく、鼻水をすすりながらの55.45km、6時間40分の花ツアー・サイクリングでした。
ツタンカーメンからのお豆さん
本州以南では今頃、花をつけ実が熟すころなのでしょうか? たーちゃん直伝のツタンカーメンのお豆さん、「栽培は秋播き11月(そちらでは10月頃で良いのかな?)」と言われていたのですが、道南とはいえ真冬の凍土層が数十センチにもなると言われている当地方、果して冬が越せるのかな?と勝手に判断して、種のまま越冬させました。インターネットからも栽培のノウハウを入手、春を待って行動開始、①種子を水に浸す(4/15)、②発根(芽?)らしきものを確認、種子の一部をポットに播く(4/17)、③種子の一部を露地に播く(4/18)。つまり、室内(適当な時期に露地に移植予定ですが)と屋外を並行させて生長を見守ることにしました。そして、写真はおよそ10日経過した今朝(4/27)の様子です。露地ではようやく薄緑の可愛い芽が出たところです。お豆さん、北の大地で果してどんな生長ぶりを見せてくれるのかな? これからが楽しみ! (続く)
道内、気温上昇
大沼の春、第1楽章開演
大沼公園の妖精たち
雲雀、初鳴き
北海道大沼 Now !
雪花3分咲き
春の足音
ブルトレ「北斗星」、北へ
今や希少価値になりつつあるJRの夜行寝台特急、愛称ブルートレイン。東北・津軽海峡・函館・室蘭・千歳線を経由して上野~札幌間、1,182kmをおよそ16時間で結ぶ「北斗星」もその貴重なブルートレインの一本。上野駅を前夜19時03分に発った「北斗星」が函館を経由して七飯付近を通過するのがおよそ12時間後の朝の06時55分頃、その「北斗星」を居間から窓越しに迎えるのが私の日課の一つになってます。世界に誇るわが国の列車ダイヤの定時性、毎朝、時計代わりに使えるほど正確な通過時刻ですが、「あれ、今朝は来ない・・」というような日も。でも、ラジオから流れる交通情報で「東北地方地震(強風や踏切事故などの場合も有り)の影響で「北斗星」は**分遅れで運行中、出迎えの方は最寄りの駅で確認を・・・」と言った放送を耳にして合点。 ここ(七飯)まで来れば残り300km弱(4時間強)、終着駅札幌まではもうひと走り、寒さにめげず、吹雪も何のその 「北斗星」頑張れ!
「寒の内」の降雨
今朝、雨音で目覚め。北海道で「寒の内」にまとまった降雨となるのは極めて稀(今朝の雨量、北斗で6mm)。昨日(1日)、函館では今年の最高となる6.1℃まで気温が上昇、雪道はぐしゃ・ぐしゃとなりダイコンおろし状態、道南では軒並み3月上旬から4月上旬のバカ陽気に! そして道東、根室からは平年より10日早い流氷初日の便りが届きました。
写真はちょうど10年前、根室に勤務していた時に撮影したもの。この年(2003年)は流氷の勢力が強く、ピーク時には遥か太平洋の釧路沖まで達したことが大きなニュースに。濃紺の海面を覆い尽くすかの様にひしめき合う流氷(納沙布岬にて)は壮観の一言、そして海岸に打ち寄せ、吹き寄せられた流氷が盛り上がり、重なり合って連なる流氷山脈(私の身長の倍以上の高さ)もまた絶景、ギシギシと氷が擦れ合う音が聞こえてくるようでした。
大寒
雪原の交差点
七飯本町から山越えで大沼公園に通じる城岱スカイラインは冬の通行止め中、車の往来は勿論なく歩行者はというと・・、有りました雪面に怪しげな足跡が! 写真の右奥に続く足跡はヒト(岡ちゃん)、手前を横切る足跡は大きさ・歩幅から多分、エゾシカ、その先、斜めに横切って斜面に続く足跡はキタキツネ。ここは獣(けもの)道の交差点のようでした。そして今の季節、スカイラインの景観に彩りを添えるのが沿道の杉林(雪の白と杉林の黒の対比が絶妙)。杉は北海道には自生せず、道南で見られる杉のルーツは北海道開拓の初期まで遡ることができます(本州から移植)。北方系のシラカバ林と南方系の杉林を隣り合って見ることができるのは道南限定、北と南の樹木が出会う交差点、城岱スカイラインはそんな所でもあるようです。(1月8日)