6時に朝食。8時にアンコールトムへ出発。ガイドはメイさん・若い女性。日本語はなかなかのもの。
アンコール・トム:アンコール・ワットの北側にある城砦都市。
アンコール=ナガラ(サンスクリット語)からできた「都市」の意味。
トム=クメール語で「大きい」の意味。
1辺3kmの堀と高さ8mの城壁に囲まれている。建造物はラテライト(紅土)のレンガで出来ている。大きな街と云った感じ。
外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門で結ばれている。中には一番大きな南大門から入る。
門へは堀にかかった大きな参道みたいな橋を渡る。橋両側には欄干。 門に向って左側
は大きな蛇を左側は神々が、右側はアスラ(阿修羅)が綱引きの様に蛇の胴を引張って
いる。
蛇は3つの顔を持つ蛇神ナーダで、コブラだそうだ。顔の形を見るとなるほど納得。
[門に向って左側の欄干:神々が綱引き?]
欄干の謂れは乳海攪拌と云うヒンドゥー教における天地創造神話の一部。
不老不死の霊薬アムタリを作りだすために乳海攪拌を実行することに・・・・・・
ビィ「シュヌ神の化身である巨大亀クルーマに大マンダラ山を乗せ、大蛇バアースキを絡ませて、
神々はヴァースキの尾を、アスラはヴァースキの頭を持ち、互いに引っ張りあうことで山を回転させると、
海がかき混ぜられた。海に棲む生物が細かく裁断されて、やがて乳の海になった。
・・・・・・更に1000年の攪拌が続き、いろんな生物が生まれた。・・・・・・
城門は大きな塔になっていて、高さ23mの城門上部には、巨大な蓮の王冠を頂く
四面観世音菩薩がいて四方を見下ろし、城門の両脇四隅には3つ の頭をもつ神象と
合掌した天女達が彫刻されています。
=