写真は数年前に行った埼玉・巾着田の自生のヒガンバナ林(?)。高麗川に沿った見事な赤いじゅうたん。
ヒガンバナは中国から渡来したと云われています。土手などでよく見ますが、中国・江西省の崖に一面に
咲いているそうです。元々はそうした所に自生していたものが、洪水などで麟茎が流されて低地で広がった
とも言われています。
元は稲の救荒用(飢饉時の食料)として日本で栽培されたものだそうです。
ヒガンバナの方言に「シロク、シロギ、シロエ」が残っているそうです。
シロエ→シレエ(死霊)→ソウレンバナ(葬礼花)
仏教が入ってから彼岸(=死)花と云うようになったの説あり。
異名として、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、
狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあ等、不吉な名が多いです。
曼珠沙華は仏教では「白く柔らかな花」を云い、一寸違うのですが・・・・・・・・。