湖明け

サクラの開花前線の北上は急ピッチ、28日、仙台では平年より14日も早く開花しました。全国的に暖かな3月のようですね。当地方の季節の歩みも例外ではありません。最近の大沼公園の春の話題を紹介しましょう。

黄砂:「中国北京で過去10年で最悪黄砂、視界300メートル」との報道を目にしました(3月16日)。3月24日、小沼の入江で目にした・・もしかしたら黄砂? 湖面を覆う雪氷の表面が赤茶けていました。毎年、この時季、かなり足繁く大沼を訪れていますが、こんな光景は初めてです。付近には砂埃をあげるような広い空き地(荒れ地)もないので、黄砂で間違いなさそうですね。そして気象庁発表の黄砂予測図によれば、今夕、当地方でも黄砂が予測されています。

日暈:3月27日午前中、大沼で見られた日暈です。全天を覆う絹層雲(一部は高層雲か)を透して太陽の外側に大きな暈が! 手にしていた双眼鏡を肩にかけ直して、急ぎカメラを構えて、夢中でシャッターを切りました。

富士山競演:同じ日、全天を覆っていた上層の雲も昼近くにはとれてクリアな青空へ。その青空を背景に二つの富士山の競演です。写真の左、落葉松林の背後に聳えるのは渡島冨士こと北海道駒ケ岳、そして写真中央からやや右寄り、駒ケ岳の裾が切れる少し左の遥か遠方(およそ90km先)、純白の小さな三角形が写っているのが、お分かりでしょうか? 蝦夷富士こと羊蹄山です。この勝負、標高では蝦夷富士の勝ち(760メートル高い)! そして写真手前に広がる牧草地、昨シーズンは渡りの途中のハクチョウ、ガン・カモの大きな群れを見ることができたのですが、今シーズンは・・・なし。

湖明け:前回のブログへの投稿「春分」で紹介した小沼から駒ケ岳を望む同じ場所から写した昨日(3月28日)の写真です。湖面を覆っていた雪氷は完全に消失、まさに海明けならぬ「湖明け」です。最高気温が10℃の大台に迫るこの日、春霞がかかっているように見えたのは私の気のせいだったのでしょうか。

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