ちょっぴり春

月が変わり弥生3月、ウメの開花前線は新潟と福島を結ぶ線まで北上、テレビ・ラジオのお天気情報番組には、ウグイスの初鳴き、菜の花の開花等々、本州各地の春のたよりがてんこ盛りのようです。さて当地方の2月、函館(気象台)のデータで振り返ってみると、月平均気温の平年差+0.3℃、月間日照時間の平年比95%、降雪の深さの合計の平年比80%、真冬日の日数の平年差―4.8日で、平年並みというかどちらかと言えば雪が少なく暖かかった2月と言えそうですが、私の感覚的には日照が少なく、降雪については、量はともかくとして回数(除雪が必要)がとても多かったという印象でした。
そんな2月の末日(昨日)、朝の最低気温ー11.1と厳しく冷え込んだものの終日、風も比較的弱く天気は晴れ、最高気温は+6.5℃まで上昇しました。ステイホームは一時中断して、カメラと双眼鏡を携えての探鳥行、行く先は郊外の農道、久根別川の堤防です。
〇飛行機雲:夜には雨か雪という下り坂の天気の予兆でしょうか、北海道から本州方面に向かう飛行機は当地方の上空を通りますが、午後の2時過ぎ、ラッシュアワーと見えて写真には2本の飛行機雲、この外にも前後して2本、合せて4本の飛行機雲を見ることができました。
〇函館山遠望:函館山までおよそ14km、前景の雪原の積雪は40cmほどでしょうか、でも新幹線高架橋脇の道路は無雪状態でした。
〇春の小川・久根別川:蛇足ながら川の名「くねべつ」はアイヌ語のクンネベツ(黒い川)からでているもので、湿地のため川底が黒い、鮭で川の色が黒くなるほど群来する等の説があります。雪解けが進み水量は多めのようでした。
〇ちょっぴり春:久根別川の河畔の柳の木に、可愛い花芽を発見。そしてフキノトウは今シーズン初見、場所は新幹線高架下の陽だまりでした。
車道はほとんど無雪状態、でも農道と堤防道路は踝までぬかるザクザク雪、ウォーキングや犬連れの散歩の足跡が点々と続いているのですが、そこを辿る私はキャラバンシューズで全く問題なし、そして行き交う人もゼロでした。鳥は1か所だけ久根別川の川面に数十羽のカモの群れを見つけたのですが、双眼鏡を構える暇もなく逃げられてしまいました(従ってカモの種別は不明)。

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