大寒(20日)が過ぎ、昨年末から続いた寒波も幾分和らいで、久しぶりの冬晴れ・北海道晴れに恵まれた昨日(24日)、昨年の11月18日以来、およそ2か月ぶりの大沼行き、主たる目的は探鳥(バードウォッチング)でした。
大沼までのアクセス道路はほぼ全面、舗装面が露出、一部、日陰になる道路に雪が張り付いているだけで、この時期としては比較的走りやすい路面状態でした。国道5号線、大沼トンネルを抜けると目に飛び込んで来たのは、澄み切った青空、雪を抱いた駒ケ岳の尖峰、そして全面結氷した小沼でした。小沼と同じく大沼も水面なし、一面雪氷原が広がっていました。
最初の目的地は小沼と大沼がつながる白鳥台セバット、湧水と湖水の弱い流れがあり真冬でも氷らない唯一の場所であるセバットですが、厳しい冷え込みが続いたせいでしょうか、湖底が透けて見える薄氷がはって、氷上をハクチョウさんが戸惑いながら歩き回って、水面をさがしているように見えました。
大沼湖畔林の雪面に残る足跡、写真左はキタキツネでしょうか、写真右は所謂「けもの道」、犯人は“ヒト”、岡ちゃんを含むバードウォッチャーの足跡でした。そしてこの日のもう一つの発見、東大沼キャンプ場近くの大沼周遊道路北側から望む湖面、ワカサギ釣りのテント村が出現、さすがオンシーズンの日曜日、駐車場はほぼ満車状態でした。
この日ゲットできた鳥は、2シーズンぶりのお目見えとなる絶滅危惧種クマゲラをはじめオオアカゲラ、ミヤマカケス、ハクチョウ等々、15種類にのぼりました。この日の大沼の積雪は33センチ、北斗の最低気温-6.3℃、最高+4.5℃で、カメラのシャッターを押すのに邪魔になるので手袋を脱いでも大丈夫、、暖かな探鳥日和でした。