道南の春告げ花、ミズバショウが見ごろを迎えました。昨日(10日)、バードウォッチングを兼ねて大沼公園のミズバショウ園地を訪ねました。前回(4月2日)のブログで「見ごろは1~2週間先」の予想は見事、的中しました。大沼湖の東端、東大沼キャンプ場から500m足らず、町施設の多目的グランド「トルナーレ」に通じる舗装道路脇の湿原、正に車から降りて徒歩0分、ハイヒール履きでミズバショウを見ることができるスポットです。大沼湖を一周する道路脇にはミズバショウを観察できるスポットは何カ所かありますが、数株からせいぜい数十株程度で、これだけの群生を見ることができるスポットは私の知る限りこの園地だけです。
さて目的のバードウォッチング、冬鳥は既に北へ帰り、夏鳥の渡りは未だこれから、留鳥も近年、その種類と数を減らしているみたいで、鳥影はまばらでした。湖岸の一周道路、行き交う車も少なく、大沼公園広場に隣接する広い駐車場に大型観光バスの姿はゼロ、乗用車もパラパラ、数えるほどでした。新型コロナウイルスの影響ですね、閑古鳥だけが声高に鳴いていた大沼公園でした。
左:大岩(1640年の駒ケ岳大噴火による岩屑なだれの名残)をバックに一株のミズバショウ
右:大沼一周道路の北岸から、木の間越しに大沼湖が望める小湿地に咲くミズバショウ
小沼湖:「夕日の道」と名づけられた小沼の散策路にある夕日岬からの眺望、正面前方には残雪の仁山高原が雲間から見え隠れしていました