先週末から今週初めにかけての北海道、日高山脈の東側、道北・道東地方の猛暑日、佐呂間(北見)での39℃超え等、北海道らしからぬビッグな暑さのニュースが飛び交っていました。三方を海に囲まれた道南地方も暑さに程度の差はあっても例外ではなく、北斗では25~27日にかけ3日連続の夏日(最高は26日の28.2℃)、しかも観測史上、5月の日最高気温の1~3位を独占して更新という特大のおまけ付きの暑さでした。
七飯ではエゾハルゼミ(あの ♪ミョーケン ミョーケン ミョー ケケケ ♪のセミ)初鳴き5月18日、カッコー初鳴き翌19日(私設マイ生物季節観測所による)そして、夜ともなれば田植えのすんだ郊外の田圃からはカエルの合唱と、正に夏の到来です。以下、こんな季節の花に関する話題、3題です。お手すきの時にどうぞ!
〇五稜郭公園のフジ
サクラはもちろんとっくに葉桜、そして今の季節の花はフジ、星形のお濠・土塁に囲まれた公園への入り口は南北の2カ所、南側の入口、二の橋を渡って直ぐのところにトンネル状の藤棚があります。右の写真、五稜郭タワーを背景にしたこの場所は観光客の記念写真の撮影スポットになっていて、順番待ちの大混雑でした(同行の妻とのツーショット、行き連れの観光客が親切にもシャッターを押してくれました)。
〇恵山のエゾヤマツツジ
渡島半島の最南東端に位置する恵山は、その冷涼な気候と強酸性の火山灰という地質条件から、標高618mという低山ながら、高山植物の宝庫となっています。そしてこの季節、60万本という自生のエゾヤマツツジの群生が一斉に花を開きます。訪ねた日は「つつじまつり」真っ最中の日曜日、駐車場に入るのに1時間余りかかりました。つつじ公園での昼食後、向かった先は恵山の前山の展望台、ツツジがトンネル状に覆いかぶさる急坂の山道(標高差およそ130m)、所どころ展望が開けるところではツツジ越しに津軽海峡が俯瞰できて、海の青さが目に染みるようでした。
〇七飯の自宅の庭の花たち
写真のシバザクラ、ライラック(北海道の花!)は見ごろ、ほかにはシャクヤクが大きく膨らんだ蕾みを、ラベンダーが小豆粒のような小さな蕾みをつけています。