花は紅、松前の春

サクラ前線の北海道への第一歩は、今年も北海道の最南端、松前町でした。町がサクラ(ソメイヨシノ)の開花宣言を発表したのが4月22日、その6日後(28日)、満開のサクラを期待して、今年も車で松前に向かいました。
松前に着いて先ず向かったのが松前公園の山側、小高い丘の上にある第二公園です。「日本さくら名所百選」にも選ばれている松前公園のサクラは250種、1万本の多きを数えます。津軽海峡を隔てて本州、青森の津軽半島を眼前に望むここ第二公園からの眺めは抜群、正に「一目万本」の絶景を楽しむことができました。
第二公園からサクラのトンネルを海峡に向かって緩やかに下っていくと松前城を中心とした松前公園です。早咲きのソメイヨシノはちょうど見ごろ、中咲き、遅咲きのサクラはまだ硬い蕾で、もう少し時間が欲しいといった状況でした。第二公園の静寂さとは打って変わって松前公園には屋台のお店(食べ物、飲み物、玩具、お土産等など)が立ち並び、多くの花見客でにぎわっていました。お濠に影を映す城とサクラのコラボ、これぞ 日本の春 でしょうか。
そして城の前を通ってさらに海に向かってやや急な坂道を下ると白壁の土蔵造りの建物(飲食店・お土産店・旅館など)が並ぶ「城下通り」と名付けられた商店街、ここではお菓子屋さん(写真では青い標識のある銀行の右隣)を覘いて、お土産に「蝦夷松前銘菓 元祖 あわび最中」を買い求めました。
最後に向かったのは再び公園に戻って、松前城の北側にある寺院が立ち並ぶ道内唯一といわれる寺町です。左右に寺院、その間には石畳のサクラ並木、写真奥の突き当りが法幢寺松前藩主松前家墓所です。この日のお天気、午前中は絶好のお花見日和だったのですが、昼頃から曇って来て正午の松前(アメダス)の気温10.3度、風は西南西5.6メートル、第二公園のベンチで手持ちの弁当を広げたのですが、寒さに耐えきれずに途中でギブアップ、車の中に逃げ込んでの食事となってしまいました。自宅から往復約200キロ、シーサイド・ドライブを兼ねた松前「お花見行」、平成から令和へ、二つの時代を跨いで咲く、北海道ならではのサクラがそこにありました。


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