やわらかに 柳あおめる・・・

ザゼンソウ、ミズバショウと同じサトイモ科の野草、仏炎苞の色はミズバショウの白に対してザゼンソウは黒紫色、名前の由来が「達磨禅師という高僧の座禅姿」と言う、非常にユニークな野草です。
そのザゼンソウが今年の春も芽(正確には苞)を出しました。ここは北海道新幹線の車両基地に隣接し、久根別川沿いに広がる湿地です。道南ではミズバショウはあちこちで見ることができ珍しい花ではありませんが、ザゼンソウは私の知っている限りではこの場所だけです。平成28年春に開業した北海道新幹線、その車両基地の建設予定地(七飯町)の中にあったザゼンソウの群落を、平成20年秋、町民有志が関係機関に働きかけた結果、建設予定地外の現在地への移植が実現して根付いたという「歴史」があります。ここからは新幹線の高架橋が一望できますが、ザゼンソウの群落地から間近に新幹線が見える・・・、そんな所は我が国ではここしかないのでは・・・。ザゼンソウの花たちはどんな思いで新幹線を見ているのでしょうか?
そして久根別川の河畔では、ヤナギが淡緑黄色の花をつけて、正に「やわらかに 柳あおめる 久根別の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」の情感が満ち溢れていました。


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