旧函館市電1006号

ここは函館空港近く、津軽海峡を望む高台にある地元の牛乳メーカーの工場に併設されているショップ「あいす118」。ショップでは牛乳・ソフトクリーム等の販売のほか牧場体験などもでき、そのショップの敷地内、牧場に隣接して何と路面電車が! 電車のプロフィールを解説ボードより要約すると、昭和30年製作、東京都電として活躍、昭和45年9両の仲間と共に函館市電へ、最後の1両として平成22年3月に引退、平成25年4月に展示車両としてこの地に、と記されている。当時の都電色(オレンジ色に赤い帯)でカラーリング、昭和39年の東京オリンピックの歓声も聴いたであろう1006号は、海峡を隔てて故郷・東京の方向、はるか南を眺望するこの地で、乳牛の鳴き声や訪れる子供たちの歓声に包まれながら、悠久の時を刻んでいる。路面電車へのこだわりは、昭和39年、東京で下宿生活をおくっていた時、下宿の最寄り駅が路面電車の電停で、オレンジ色に赤い帯の都電を日常の足として使っていたことによる郷愁かな・・・。
旧函館市電1006号

 

 

 

 

 

 

 

津軽海峡を望む丘の上で

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