回廊レリーフ
第一回廊は東西200メートル、南北180メートルで、多くの彫刻が施されている。
・写真左:インドの叙事詩である「マハーバーラタ」の場面。上段は王や王像がみこしに乗って。
下段は王国をめぐって左から攻めるパーンダヴァ族と右から攻めるカウラヴァ族。パーンダヴァ族が勝った。
・写真右:行進する兵士。
近づいて見ると、驚くほど精密に彫られています。どんな人がどんな思いで・・・。
・「天国と地獄」と呼ばれるレリーフ。上段に「天国へ昇った人々」、中段に閻魔大王らとその「裁きを待つ人々」、下段に「地獄へ落ちた
人々」が彫られている。よく見ると、なにやら責められているようです。東南アジアはヒンデゥー教と仏教が時代によって入れ替わり、
混在前もって調べておかなくては 一寸解りづらいです。
・乳海攪拌「ヒンドゥー教の天地創造神話)の様子が彫られ、神々と阿修羅らが大蛇ヴァースキを引き合ってマンダラ山を回し、
海を混ぜている。 写真の下は亀さんです(のはず)。
第二回廊は東西115メートル、南北100メートル、17段の石段を登り入る。レリーフ無くて、仏像が祀られていました。
写真左:なぜか算盤を思い出しました。
そして第3回廊へは・・・一瞬たじろぐ急な階段。下りは少し怖い!。白人ビヤ樽おばさんが途中で登るのをあきらめました。
第三回廊は一辺60メートルで第二回廊より13メートル高く、この石段を登って入る。
四隅と中央には須弥山を模した祠堂が聳え立っています。、
*須弥山(サンスクリット=スメールSumeru、スメール山) 別名はマハ・メル山(偉大なるメル山を意味する)
古代インドの世界観の中で中心にそびえる聖なる山で、この世界軸としての聖山はバラモン教、仏教、ジャイナ教、
ヒンドゥー教に共通のものだそうです。ジャワ島にもスメル山という名の山があります。
本堂の祇堂は65メートルの高さ。始め本堂にはヴィシュヌ神が祀られていましたが、仏像が祀られている。
壁面には王宮の舞姫を模したという多くの女神が彫られています。
メイさんが意味ありげな笑顔で「この女神の胸が光ってます。男性が触っていくので」とニコッ。
「お父さんも好きでしょう?」一瞬の隙を突かれた。・・・・・・・とっさにウィンクで答える。
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