小春日和

小春日和とは、晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天を言う季語の一つとあります。小春とは旧暦10月のことで、太陽暦では11月から12月上旬にあたります。
小春のある一日、11月18日の大沼公園の様子を紹介します。この日の気象を北斗(アメダス)のデータから見てみると、日平均気温+8.3℃(平年差+4.4℃)、日最低気温―0.4℃(同―0.2℃)、日最高気温14.5℃(同+6.4℃)で、朝の冷え込みは平年並みながら日中は正に絵に描いたような小春日和でした。

☆大沼湖畔ビューポイントより望む駒ケ岳 湖畔の広葉樹の森は既に落葉、駒ケ岳の頂上あたりには白いもの(雪)が写っているはずなんですが・・お分かりでしょうか。湖面にたつうねりのような波紋は、湖面を巡る観光遊覧船が起こした波のようです。

☆カラマツ林越しに望む駒ケ岳 大沼湖畔ビューポイントより直線で東に6kmほど、横津岳の山麓にある牧草地から望む駒ケ岳です。中景のカラマツの「黄葉」が今季、最後の輝きを放っていました。観光絵葉書にない、ガイドブックにも載らない隠れた駒ケ岳のビューポイントの一つです。

☆はまなすの浜の落日 大沼の東端にある東大沼キャンプ場から湖畔一周道路を時計回りに700mほど行くと北緯42度の標のあるはまなすの浜で、夕日の絶景スポットの一つです。湖岸に立った時、未だ午後2時を少し回ったばかりなのに、もう落日の様相を呈していました。逆光に輝く湖面がとても印象的でした。

☆大沼森林公園散策路 広葉樹の森が広がる森林公園、新緑から落葉前までは空が透けて見えないほど、正に緑のトンネルをくぐる散策路ですが、すっかり葉を落とした今の季節、一年中で一番明るく、林床には落葉が厚く降り積もり、散策路はフカフカの絨毯で敷き詰められたようです。

今日(22日)はお昼前から雨降り、夕方からはこの雨が雪に変るとの予報です。「小春」は足早に過ぎ去っていく・・・みたいですね。

立冬

今日、11月7日は二十四節季の一つ「立冬」、暦の上では冬の気配が始まる頃とされています。北海道では既に雪の便りも、いつものことながら季節を先取りしている感があります。

道南の七飯町、自宅近くの「季節の歩み」をトピックス的に列挙すると、

  • ユキムシ(10月20日):七飯町内の田園通りでユキムシの大群舞に遭遇、ユキムシが現れると10日から2週間後には初雪を見ると言われています。
  • 駒ヶ岳(1131m)、横津岳(1166m)で初冠雪(10月25日):岡ちゃん、見逃してしまいました。
  • 仁山高原(565m)、七飯岳(779m)で初冠雪(10月30日):玄関先から初冠雪の観測が可能な、わが家のロケーションです。
  • マイカー、夏タイヤを冬タイヤに交換(10月31日):交換日のお天気(特に気温)と週間天気予報(特に降雪)をチェックしての決行でした。
  • 七飯で初雪(11月4日):この日、全道各地(函館、札幌、旭川等々)で初雪が観測されました。ユキムシの降雪予報、今年も大当たりでしたね。

いよいよ長い冬の季節の到来、マイカーの冬タイヤ装着期間を仮に「冬」とすると、当地方、夏タイヤへの交換時期(3月末から4月初め)まで、5か月にも及びますね、冬の季節は。