秋三景

本州以南ではまだまだ「残暑厳しき折・・・」が続いているようですが、日毎に秋冷が増す「七飯の秋」三景をどうぞ!

〇秋色大沼
大沼湖畔のビューポイントの一つからです。秀峰・駒ケ岳、鏡のような湖面、そして緑濃い湖畔の森が彩りを添えていました。紅葉までにはもう少し時間がかかりそうですが、空はすっかり秋の装い、うろこ雲が青空いっぱいに広がり、そして風もなく穏やか湖面には逆さ富士が映っていました。
〇中秋の名月
この日(13日)、北からの高気圧に覆われた北海道は終日好天、透明感ある澄んだ空気が絶好の「名月」日和を演出していました。夜の10時過ぎテレビを消して南向きの部屋の窓を開けると、天空高く中秋の名月が! 外気温は14℃ほどで涼しさを通りこして少し寒さを感じるほど・・ということでカメラは室内からと決めこみました。因みにこの夜の月齢は14.7(つまり十四夜、別称「待宵の月」)、十五夜・満月は翌14日でした。
〇稔りの稲田
当渡島管内における9月1日現在の今年の「水稲の黄熟」、平年に比べて2日早いとのこと。写真にある七飯町から旧大野町(現北斗市)に広がる函館平野は「北海道水田発祥の地」という歴史があります。今年も刈り取りを迎えるばかりに稔った稲田には、黄熟した穂を重く垂れていました。空には秋の雲、そして田圃の上空を緩やかに舞う、鷲鷹(わしたか)を模したと思われる大型の鳥影・・・、今風の案山子でした。