寒中みそぎ祭り

北海道新幹線が青函トンネルを抜けて最初の駅が木古内(きこない)、この駅がある木古内町の「寒中みそぎ祭り」に1月15日、初めて行って来ました。新幹線駅北側直ぐの高台にある佐女川神社と、神社から直線距離でおよそ1キロ離れたみそぎ浜(津軽海峡)を主会場とするお祭りでその歴史は古く、その年の豊漁・豊作を祈願する伝統行事として引き継がれ(毎年1月13日~15日に開催)今年は第189回とパンフレットに記されていました。まちあかりプロジェクト、みそぎ行列、みそぎ太鼓・囃子、冬花火、出御祭、水ごり等など、数あるイベント中のクライマックスは、祭りの名前にもなっている最終日(15日)の「寒中みそぎ」であることは間違いありません。四つの御神体(別当、稲荷、山の神、弁財天)を抱いた4人の行修者(地元の15~21歳の若者)が、厳寒の海中、荒波に揉まれながら繰り広げる神技は、壮観・荘厳の一言です。寒中みそぎの時の気温は+5.2℃(木古内アメダスによる)、北海道ではどちらかと言えば暖かい気温だったのですが、風が強く(南南東7.3メートル)、頭のてっぺんから足先まで着ぶくれての完全装備で見ていた私たちでも凍えるような厳しい寒さでした。
私たち夫婦、函館、七飯暮らしが今年で17年目、いつかは見てみたいと思っていたお祭りだったのですが・・「近いから(車で1時間弱)いつでも行ける」で毎年先送り、今回、たまたま近所に住む息子夫婦に誘われてのお祭り行きだったのですが、本当によかった楽しいお祭りでした。来年のお祭りを楽しみにしています。