昨年、小川の土手で見つけて 種をまき・・・・咲いてくれました。
ヒルガオ科/属名:ルコウソウ属
熱帯アメリカ原産の1年草、江戸時代末期(に渡来したとされ、観賞用に栽培されたものが野生化した帰化植物。
左巻きのつる。朝顔みたいな朱紅色約1.5センチの花。
花言葉:何時も可愛い
「2-1 たーちゃん雑記帳」カテゴリーアーカイブ
ツタンカーメンからのお豆さん・花
ヒヨドリバナ
雑木林が少し開けて所で少しもやもやした白い花が見えた。高さは1メートルくらいで、白い花がたくさん付き、花弁の先が糸の
様になり長く伸びている。
一寸離れた所に丁度咲き始めたものと蕾をつけたのが生えていた。蕾の頃は葉が大きくて目立たないけど、次第に目を引くように。多株よりは1本の方がすっきり。
キク科の多年草。日本朝鮮半島や中国、フィリピンに分布しています。林道の脇、草原や渓流沿いなどの日当たりの良い場所に自生する。
高さは1mほど。茎葉は細長く立ち上がり、葉は対生し、それぞれの根元から花をつける聞くが伸びている。上部の枝先に多数の頭花をつけ、頭花は5個ほどの管状花で、花柱の先が分枝 して糸のように長く伸びてます。
る茎があらい鋸歯がある。花期は8〜10月頃。フジバカマに似ているが、フジバカマの葉は3裂するのに対して本種は裂けないので区別できる。
=
野葡萄
H24年9月下旬に見っけ。
ウオーキングコースの池の端でフェンスに。先の方を貰って(誰に断るわけでもなく)良く見る。
翌日、良く見ると青い実が・・・、紫に色づいたものを見つける。
1ヶ月後、段々と色づいてきました。紫が多いのですが、別の茎に1つだけ青色のものがありました。写真左上
普通、青色や紫に色づくそうですが、空色のものは珍しいそうです。これは青or空色?
10月21日。別の所でオレンジ色の実を見つけた。このままなのか、変わっていくのか?
図艦&ネットから「ノブドウ」ではないかと。
ノブドウやエビヅルやヤマブドウは古来から日本で自生するブドウ科の植物ですが、現代の葡萄とは別物。
西アジア原産~欧州、中国~日本へ。西アジア地方の呼び名ブーダウがブドウの名の由来だそうです。
ノブドウは北海道から沖縄まで分布する木本のツル植物である。木本性であるが、太くなって高木に届くまでになることは無い。
主に藪や草原に繁茂している。熟すと青や紫などに色づき光沢もあって美しい.空色の果実は珍しいとのこと。
果実は悪味でとても食べられないが、鳥には良く食べられると見えて、生垣や庭にいつの間にか生えること多し。
ノブドウは食べられない事から中国では蛇葡萄(蛇が食べる葡萄)と書かかれ、漢方の薬になっています。
葉や茎を漢方の生薬名で蛇葡萄(じゃほとう)、根を蛇葡萄根(じゃほとうこん)と呼び、関節痛等に薬効があり、ノブドウ酒も造られ、痛風等に効果があると云われています。
=
マメアサガオ
H24/10/04
朝のウォーキングで雑木林の入り口で可愛いツルの花を見つけました。花は 1cm 位で朝顔にしては小さく???
ヒルガオの1種かなと思い、図艦やネットで調べても葉っぱの形(丸みを帯びた物と3つに裂けたものが混在)、
花の形(外側が5つに角張)、大きさからどうも違う。
翌日、もう一度見に行く。少し離れた所にヒルガオが咲いている。やっぱり違う・・・・・・。
ネットで何やかややってたら、偶然にサツマイモの花が出て来た。これが良く似ている。
雑木林にサツマイモ???? 昔誰かが栽培していて、その後に先祖がえりして小さくなった?????
それないないだろう。すっきりしない。
3日目、岡山理科大学・地球生物学科のHPでヒルガオ科 ->豆朝顔を見つける。
間違いない!!
なんと! ヒルガオ科サツマイモ属 だそうだ。サツマイモがヒルガオ科とは知らなんだ。
花も似ているはず。
3日かかってスッキリ。
ヒルガオ科で検索すると・・・・
北米原産の帰化植物。本州中部以南の暖地に普通に見られ、荒地、路傍、河原などに生育している。花は夏から秋にかけて咲き、
直径は1.5cmほどで小さい。
白色と紅色の花があり、花色が淡紅色~紅色のものを、ベニバナマメアサガオという。
花径は1.5~2cm、葉は変化が大きくて丸いものから3裂しているものまであり、茎は赤みを帯びている。
直径は1.5cmほどで小さい。
葉の形は変化が大きく、丸いものからアサガオのように三裂するものまであるという。
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ツタンカーメンからのお豆さん・花
H25年4月14日:昨年のものに追加
花が咲きました。確かに豆の花、それ以外に表現出来ず!
花は下の方から上へと、花が上に行く前に実がなり始めました。
ゆえに、収穫も何回かに分けて下の方から。
さやの色は黒紫??
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先日、中・高校時代からのポン友からTEL
*リタイア後、ご多分にもれず野菜を作ったり、メダカを育てたり、足湯を作ったり・・・・
「ちょっとばかし面白か豆を採ったけん、今から持っていくバイ」(博多弁)
その豆、写真では黒っぽいけど濃い紫色。豆はグリーピースみたい。
この豆、ご存知ツタンカーメンが発掘された時に出て来た副葬品の豆が現代へ生きかえった物で
段々と拡がって来たものだそうです。インゲンの原種(日本で食べている物とは種類は違う)で、
当時エジプト周辺での食料。
写真左:豆ご飯にすると、ご飯にわずかに色が付いている程度で味は悪くない。
ヒガンバナ
写真は数年前に行った埼玉・巾着田の自生のヒガンバナ林(?)。高麗川に沿った見事な赤いじゅうたん。
ヒガンバナは中国から渡来したと云われています。土手などでよく見ますが、中国・江西省の崖に一面に
咲いているそうです。元々はそうした所に自生していたものが、洪水などで麟茎が流されて低地で広がった
とも言われています。
元は稲の救荒用(飢饉時の食料)として日本で栽培されたものだそうです。
ヒガンバナの方言に「シロク、シロギ、シロエ」が残っているそうです。
シロエ→シレエ(死霊)→ソウレンバナ(葬礼花)
仏教が入ってから彼岸(=死)花と云うようになったの説あり。
異名として、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、
狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあ等、不吉な名が多いです。
曼珠沙華は仏教では「白く柔らかな花」を云い、一寸違うのですが・・・・・・・・。
生物季節・セミ-2
昨夜、窓ガラスにバタンバタンとセミがぶつかって・・・。脳震とうは大丈夫かな?
そのうち、網戸に・・・。お腹をこっちに向け、あられもない姿でジーット。
指をこちょこちょすると、例のごとくオシッコをピューとして飛んで行きました。
別に逃げる時にするものではなく、樹に止まっている時でもしているそうです。
確かに、驚かされるまで我慢できることではない。
写真
アブラゼミ、ツクツクホウシ、ヒグラシ:「福光村昆虫記)提供:http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/_index.html
クマゼミ:「セミの家」提供。著作権者税所康正氏の掲載許可済み:無断転用禁止
アブラゼミ、クマゼミ
大きな声で鳴いている奴。夏!と云う感じだが、時には 暑い、うるさいと損なセミ?
近年、生息域が変化して 温暖化によってクマゼミが北上したと云われたりしてます。
が、それだけでは説明できないこともあり(ある所でクマゼミが見られるようになったが、お隣の県にはまったくいないなど)、
幼虫が植樹について移動したのではないかとも言われています。
古語で、絞り出す声を「せみごゑ」と云います。確かに鳴き止む前の「じーじ、じ、じ・・・・」はそのように。
クマゼミ
ツクツクホウシとヒグラシは得な鳴き声ですね。澄んだ、少しさわやかに。なんとなく夏も終わりに近づいた気がするものです。
でも、梅雨頃から鳴いているそうです。アブラ・クマゼミの大きな声にかき消されている?????
気象庁の観測で、ツクツクホウシの初鳴きが増えてきました。体つきがスマートです。
薄衣を「せみのきぬ(蝉衣)、せみのはごろも(蝉羽衣)」と。この辺りは日本語の面目躍如!
8月の暦:旧暦7月(ふみづき)
8月の和名は旧暦8月の文月を使っていますが、今年の8月1日は旧暦7月2日に当たります。
旧暦7月の和名の幾つか
・あきのはづき(秋端月) ・あきはづき(秋初月) ・たなばたづき(七夕月) ・ふみひらき(ふみひろげ)づき
(文開月)・ふみひらき(ふみひろげ)づき(文開月) ・をみなえしづき(女郎花月) ・ほみづき(穂見月)
・・・・・・などなど。
何やら秋の感じがするものが多いです。
文月
七夕に歌や書物を供えることから「ふみひらき(ふみひろげ)づき(文開月)」から「ふみひらき(ふみひろげ)
づき(文開月)」になったという説があります。ただ、七夕は奈良時代に中国から伝わったことを考えると、
新しすぎるようです。
ほみづき(穂見月)~ふみづき
この時期は稲の穂が出始めるときであり、「ほむ」-「ふむ」-「ふみ」からふみづきに変わったという説が
あります。
陰暦7月は季語では秋です。まだまだ暑いけれど、秋も近くなったと云うことでしょう。
前から思っていたことですが、私は空気の色が少し白っぽく感じ、夏ももうすぐ終わる」と思うことがあります。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」:古今集・藤原敏行
=
生物季節・セミ-1
セミの鳴き声:下のサイトで聞くことが出来ます。公園などで聞き分けると面白いです。
http://www.hitohaku.jp/wave/s_semi.html
我が家の周りでも何種類かのセミが鳴いています。
あの小さい体で、羽を震わせるだけで大きな声(音?)が出るもんだ!
庭の木にとまっているのを見ていると、太陽と反対側に居るようです。
セミは保護色を持っていると云う事ですから、目立たないように影にいるのでしょうか。
ニイニイゼミ
写真は「セミの家」提供。著作権者税所康正氏の掲載許可済み:無断転用禁止
http://homepage2.nifty.com/saisho/Zikade.html
可愛いのですが、案外と体つきはズックリムっクリ型。色は頭から胸にかけては灰褐色、お腹にかけては
黒色。背中に「W]の模様。
・樹の低い幹、目元によく止まり、桜の木が大好き、灰褐色と翅のまだら模様は樹皮に紛れる保護色。
・東京都心で一時、極端に減りましたが、此の所元に戻りつつあるそうです。
・「閑さや岩にしみいる蝉の声」:ニイニイゼミと言われてると何かの本で読んだ覚えがあります。
・個体によって(場所?)によって色が違うのですね。
ミンミンゼミ
写真は「福光村昆虫記)提供:http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/_index.html
・結構丸っこい体系ですが、羽が大きくて大型に見えます。
・体は黒又は水色、緑色の斑紋があり、胸と腹の境界付近が白くなってます。
・暑さに弱く、暑い所では黒色はいなくて、北海道では濃い黒色で、熱の吸収を調整しているのでは。
生物季節:サルスベリ
夏の花「サルスベリ」が南で咲き始めています。
那覇で6月23日、約2週間後の7月8日に名瀬で開花が観測されました(気象庁)。
よく見るのはいかにも夏!ってな感じの紅い花ですが、白色、たまには薄紫の花も見ます。
薄紫の花は涼しげで一瞬、暑さを忘れます。園芸種???
写真:青木繁伸(群馬県前橋市)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/
夏から初秋にかけて、花弁を落としては咲き、落としては咲き続けます。
花が散ると、そこから新しい花芽が出てくるのだそうです。
中国名「百日紅」は花期の長さから来たものでしょうか。
よく引用される句に
散れば咲き散れば咲きして百日紅:(素園)
幹がすべすべしている所から「猿滑」と書かれたりしますが、
敵もサルもので難なく登るとのこと。
「風物ことば十二カ月」(萩谷 朴)の著者の体験談から
スマトラアチュ地区、ランサの通りで、空から滝のような花吹雪が、
・・・・まぎれもなくサルスベリの花で・・・・・樹は高さ15mほど・・・・
樹の肌はガサガサして、とても百日紅とは思えません。・・・・・・・
熱帯原産の樹が中国~日本へ渡る間に気候の影響を受けて・・・・
ツルツル、クネクネに変わった・・・・・
本来は サルスベラズ であった・・・・・。
=おわり=
ヤマモモ
ジョギングコースの公園・雑木林にヤマモモの木が点在。
盛りを過ぎて、赤い実が地面に一杯落ちています。
子供の頃には熟れた実を塩水で洗い、口を真っ赤にして食べたものです。
止まって、実を集めて久しぶりに食べてみました。
学校帰りの中学生の娘が なになに と云うので・・・・・
3人でワイワイガヤガヤ云いながら袋に入れて持って帰ったけど、
今時は食べることはしないのかな?
写真:「季節の花 300」提供 http://www.hana300.com
やまもも」は中国名は楊梅だそうです。
この漢字が日本の記録に表れたのは「出雲風土記」が最初。
発音は?です。
本草和名:深根輔仁の撰による日本現存最古の薬物辞典(本草書)で、
醍醐天皇の延喜年間(901-923)に書かれた。
ここに「也末毛毛」(楊梅とは書かれていない)がみられる。
倭名類聚鈔:平安時代中期の承平年間(931年 – 938年)、源順(みなもとのしたごう)が編纂したもの。
ここに「楊梅、夜末毛毛」と書かれていて、ヤマモモと言っていたのでは。
語源には3つほどあります。
1 山もも
山は栽培しているものではなく、自生していることを意味し、モモは丸い実の意味。
東雅:新井白石
「其形の桃に似たるにもあらずしかるをモモをもて呼ぶ事は凡果のその肉核をつつみて
核の中仁にあるものを皆モモといひし也」
2 山桃
山にあり、味が桃に似ている。
古今要覧稿:江戸後期の文政4~天保13年(1821~42)成立の類書。560巻。屋代弘賢が編集。
「山中に自ら生じて味も苦味ありて山生の桃に似たればしかよべり」
3 山百百
百百は果実が一杯、房をなしていることから。
東雅:新井白石の中に、古説として
「其樹山谷の間に生じて実又繁をもてかくいひしとみえたり」
植物研究雑誌:田村利親
「百百はモモと訓じ果実が多く房をなして密集する状を云ふ」
=終わり=
7月の暦-2:旧暦6月:みなづき
7月の和名を文月と使っていますが、文月は旧暦7月=新暦8月のこと。
季節からいえば旧暦6月の呼称の「みなづき」が良いと思うのですが。
暦-1の蝉の羽月、常夏月、焦月などは確かに夏を思わせる言い方ですが、
よく言われる「みなづき」について調べました。
みなづきの謂われは 幾つかの説があります。
1 みなしつき(皆仕尽)または、みなつき(皆尽)の略
田植えが終わり、大きな農仕事が皆尽き、秋の収穫を待つばかり」の意味。
[奥義抄] 平安後期の歌学書。3巻。藤原清輔ふじわらのきよすけ)著。天治元年(1124)から天養元年(1144)の間に成立。
その中に
「みなつきたるゆゑに、みなしつきといふをあやまれり」
[二中歴] 二中歴(にちゅうれき)は、鎌倉時代初期に成立したとされる事典です。
平安時代後期の「掌中歴(しょうちゅうれき)」と「懐中歴(かいちゅうれき)」の内容をあわせて編集したものとされています。
その中に
「六月農事すでに終わり、旧穀皆尽く。故に此月を称して、 皆仕尽(みなしつき)とす。
今云ふ所のミナツキは、是ミナシツキの略也」
2 「水+な(連帯助詞)+月」:水が溢れるほどの月の意味
「蜻蛉日記」(かげろうにっき、かげろうのにっき、かげろうにき)は、平安時代の女流日記で、
作者は藤原道綱母。天暦8年(954年) – 天延2年(974年)のできごとが書かれています
その中に
「6月(みなづき)になりぬ。朔日(ついたち)かけて、長雨いたうす・・・」
また、
みなづき祓(ばらえ)の行事が伝わっていて、罪・穢れを人形に移し、川に流す事をします。
[倭訓栞] 江戸後期の国語辞書。93巻。谷川士清(ことすが)編。安永6~明治20年(1777~1887)刊。
「水月の義なるべし、此月は田ごとに水をたゝへたるをもて名とせり」
3 水無月:「太陽が照りつけ、酷暑で水が涸れてなくなる」の意味
上の2とは逆の説。
[万葉集] 7世紀後半から8世紀後半ころにかけて編まれた日本に現存する最古の和歌集で、
成立は759年(天平宝字3)以後と言われています。
「六月(みなづき)の土さへ割りて照る日・・・・・・」
[竹取物語] 日本最古といわれる物語。『竹取物語』は通称で、『竹取翁の物語』とも『かぐや姫の物語』とも呼ばれたものです。
成立年、作者ともに不詳ですが、遅くとも10世紀半ばまでに成立したと考えられている。
「みな月の照りはたたく(雷が鳴る)にも」
4 雷 [語意考] 賀茂真淵編。1769年自序
「加美那利月(かみなりづき)の上下を略けり」ただ、なぜ略されたかは不明。
また、十月を「かみなづき」と言うのは、この月から雷が落ちなくなるからで、「かみなりなしづき」である。と言っています。
*月の呼称の中でも、6月はいろいろな説が多いそうです。
=おわり=
7月の暦-1
新暦7月を文月と言っていますが、これは旧暦7月を文月(ふみづき、ふづき)と云うので、
同じ7月なのでそのまま当てはめたものです。
新暦7月は旧暦の6月に当たります。今年、平成23年7月1日は旧暦6月1日です。
旧暦6月の異称には次のようなものがあります。新暦7月の季節、風物が思い起こされます。
7月を文月と云うよりは旧・水無月と云いた方がぴったりしませんか。
なぜ、7月の7という数だけで文月を当てはめたのか??つまらない事をしたもんだ!
・あおみなづき(青水無月) ・みずかれづき(水涸月) ・みなづき(水無月)
・くゎげつ(火月) ・せうげつ(焦月)
・いすずくれづき(弥涼暮月) ・すずくれづき(涼暮月)
・かぜまちづき(風待月) ・まつかぜづき(松風月)
・きか(季夏) ・とこなつづき(常夏月) ・なごしのつき(夏越月) ・ちゃうか(長夏)
・ばんか(晩夏)
・せみのはづき(蝉羽月) ・たぐさづき(田草月) ・なるかみづき(鳴神月)
・はやしのかね、りんしょう(林鐘)・たんげつ(旦月)
梅雨から夏へと移り変わる季節、なるほどと思わせる言い方です。
次回は、そのいわれについて幾つかを。
=続く
生物季節・シオカラトンボ
涼しげな水色のトンボ。暑い時に見つけるとホッとします。
気象庁で観測(初見)しているのは ♂ の成虫です。
幼虫の時は♂・♀ともに黄色で、大人になるにつれて♂だけが水色に変わっていきます。
尻尾の先が開き、先っちょから2つ目の節が少し膨らんでいるのが♀。
幼虫や♀はその色からムギワラトンボと呼ばれているそうです。
この名前も季節がら、そして子供のころを懐かしく思い出し、好きです。
写真は「福光村昆虫記」http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/_index.html
さん提供
沖縄気象台では
オオシオカラトンボを観測しています。
シオカラトンボの兄貴分みたいにやや大型で、尻尾の先までほぼ同じ太さのずんぐり型。上の写真を見ると、確かにシオカラトンボは、腰から下がスマートに細くなっています。
オスは濃いめの水色で、メスはくすんだ黄色。後翅の付け根が黒褐色になっています。
見かけたら網を持ったつもりで、そーっと近づいて一寸観察を、暑さを忘れるよ。
=
生物季節・あじさい
気象庁の生物季節観測で「あじさいの開花」が観測されています。
今日6月23日現在、北陸南部~関東甲信地方まで開花。
平年や昨年よりも遅い所がほとんどですが、山陰~北陸では少し早い所があります。
アジサイの開花は真の花の開花。何とも云えない風情を見せている紫の内側の小さな固まりが真の花。
アジサイ:紫陽花 七変化 七色花 四葩(よひら) などなど。
「あづ(あぢ)」=(小さいものが)集まる様子。
「さヰ」=さあい(真藍) or さ(接頭語)+あい(藍)
が語源だとか。
紫陽花は中国の招賢寺にあった花の名前で、日本のアジサイとは別物らしいです。
確かに、「陽」のイメージではないですね。
静かに、そして妖しく咲き、男心を・・・・と思うのはオジサン族だけ???
=
6月=旧暦・5月(さつき)
ただ、旧暦6月の水無月を新暦6月に使っています。
そうすると、「さつき(その他の云い方)」の季節感が失われてしまします。
6月=旧・さつき みたいな方が良いかなと思います。季節感を大事にする日本人としては。
「さつき」の異称はいろいろあり、そー、「色々月」とも云うのです。
身近な、季節を感じる言い方では
「うげつ:雨月」確かに梅雨だ。
「うめのいろづき:梅色月」今、八百屋さんに赤みを帯びたのが売ってます。
ちなみに、我が家の梅は日照不足だったのかいるが悪く、青いまま塩漬けにされてます。
それから「わせづき:早稲月」なんてのもあります。
五月の方が古く、皐月は後世になってからだそうです。
生物季節・トノサマガエル
気象庁の生物季節観測で、2011/4/6日に和歌山でトノサマガエル初鳴きが観測されています。
そのときの電文関係で「トノサマガエル・トウキョウダルマガエル」の文字がありました。
なんだらべ・・・・ちょっと調べてみました。
トウキョウダルマガエル
・トウキョウダルマガエルはトノサマガエルとの違いは、黒い斑紋が独立してはっきりしています。
雌雄で、体色が違いません。
・トノサマガエルは、後肢の中指が鼓膜に届くのに対し、ダルマガエルやトウキョウダルマガエル
では鼓膜に届かない。確かに写真を見ると足(指?)の長さが違う。
・トノサマガエルの腹部は、ほとんど白であるのに対し、ダルマガエルでは網目状の斑紋が入る。
また、トウキョウダルマガエルは、ぼんやりした斑紋がある。
・トノサマガエルとは、分布域もあまり重複せず、本州(仙台平野、関東平野、新潟県中部・南部、
長野県北部・中部)。
・トノサマガエルの分布域は、
本州(関東平野から仙台平野にかけてを除く)、四国、九州と、中国、朝鮮半島、ロシア沿海州に
分布する。また、北海道の一部にも人為分布する。
観測はトノサマガエルが基本で、関東から仙台にかけてはトウキョウダルマガエルを観測するのかな。
この二つの中間みたいな感じのダルマガエルと云うのがいるそうです。
=
気象庁の天気図
近頃の気象庁の地上天気図で気になる所
1 前線の表示が少ない
いろんな資料で温暖・寒冷前線が存在すると思われるときに、なかなか解析されていないのです。
この数年、だんだん多くなってきたように感じます。
特に、日本南海上と日本海に低気圧があるときに顕著です。
TVの解説で「低気圧と寒気の影響で・・・・」
初めに温暖前線で雨、その後寒冷前線の雨なのですが、寒気の影響ではないのに と思うことがしばしば。
気象予報士としてキャスターをしている方達、自分で解析して前線を描き入れて解説してよ。
2 温暖前線、寒冷前線が発生した時
なぜか中緯度低気圧(温帯低気圧)に停滞前線が描いてある????
発生(消滅)しつつある前線、上層の前線の表記もあるし。
=