乾燥空気
[問題1] 1000hPaで0℃の空気塊を未飽和状態で上昇させると、900hPa、800hPaで何度になりますか。
(問題2のエマグラムを使う。)
[問題2] 700hPaで−15℃の未飽和空気塊を下降させる時、温度が−5℃、5℃、15℃になる気圧高度
を求めなさい。
解答[問題1] 900hPa:−8℃、 800hPa:−17℃
解答[問題2] −5℃:800hPa、 5℃:908hPa、 15℃:1029hPa
*大気下層では気圧高度差100hPa≒高度差1000mに相当します。
答からも1000mでおよそ10℃になります。
飽和空気
[問題3] 気圧高度差100hPa≒高度差1000mとし、エマグラムの温度を1℃単位で読み取り、
@ 1010hPaで17℃の飽和空気を910hPa及び700hPaまで断熱上昇させた時、1010hPaと
それぞれの気圧高度間の平均気温減率(℃/100m)を求めなさい。
A1010hPaで−3℃のときについても同様に求めなさい。
解答[問題3]
@ 910hPa: 13℃、 気温減率= 4℃/100hPa≒0.4℃/100m
700hPa: 2℃、 気温減率=15℃/310hPa≒0.5℃/100m
A 910hPa: −9℃、 気温減率= 6℃/100hPa≒0.6℃/100m
700hPa:−24℃、 気温減率=21℃/310hPa≒0.7℃/100m
相対湿度
[問題4] 気圧高度970hPa、気温27℃、混合比20g/kgの気塊の湿度と露点温度を求めなさい。
解答[問題4] 相対湿度83%、 露点温度24℃
(970hPa、27℃)における飽和混合比は24g/kg、
相対湿度=20/24≒83(%)
(970hPa、20g/kg)における温度は24℃