8 混合凝結高度
大気の地表付近の下層では乱流や対流によって空気が上下に混合され、混合層が発達することがあり
ます。下層の空気が湿っているときは低い層雲が出来ます。
図3.33の初期状態のように、気温と露点温度がほぼ平行なときに混合による空気の均一化が起こると、
気温分布は乾燥断熱線に、露点温度分布は等混合比線に沿うように変化しています。
図3.33 混合凝結高度
初めの状態からどのような変化をするのでしょうか。この例では900〜1000hPaで考えます。900hPaと
1000hPaの気温、露点温度の平均値を950hPaの気温と露点温度として、それぞれを通る乾燥断熱線と等混
合比線を900−1000hPaの気温、露点温度分布と考えます。下層の空気が湿っていると、図のように混合
層の上部で気温と露点温度が等しくなるところがあります。ここを混合凝結高度MCL(mixsing
condensation livel)といいます。ここから混合層の上部までは飽和していて気温分布は湿潤断熱線に
沿って変化します。