うず度:南半球
500hPaうず度  風は西から東へ  
オーストラリア付近は亜熱帯ジェット、その南は寒帯ジェットに対応する強風軸
相対うず度の式で計算すると、図のうず度の+−の符号は逆になります。
   (強風軸の北側で+、南側でー)

ここで時計回り、反時計回りと考えると?????・・・なんでー。

私たち北半球の人間は北半球目線で南半球を見ているので?に成ってしまいます。
北極の上空から天気図を見ると北半球の低気圧は反時計回りです。
南半球の低気圧は時計回りに見えますが・・・・。
地球儀を思い浮かべながら、考えましょう。南半球を見る時は下から見ないと分りません。
ここで目線は北から南を南から北へ変わっていますが、天気図を見る時はその意識はありま
せん。目線の南北方向は逆転しています。

なにかを比較する時は同じ基準で考えなくてはいけません。地球儀で南半球を北から見てみ
よう! 地球をシースルーとして見ると、北半球も南半球も低気圧(高気圧)は同じ向きの回転
に見えます。
 
定理、公式には条件が付いているのが普通です。うず度の符号は低気圧が+、高気圧が−
です。低・高気圧の時計回り、反時計回りの表現は北半球住人目線の表現ですね。
自分が住んでいるところ基準が考えやすく、天動説よりも地動説の方が普通の暮らしには便利
ということでしょうか。コリオリ力も然り。